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楠ノ浦の鯨塚

西予市指定(有形)民族文化財
楠ノ浦の鯨塚・『嗚呼大鱗鯨子墓』
以前は波打ち際に建てられていた為、網舟の綱取りにされたために、根元から折れ、放置された為人々の記憶から消え去っていました。昭和47年5月17日海水検査に降り立った際に波に洗われている墓碑を見つけ、翌年、青年達により復元されたものです。墓碑銘の右側に『明治3年』左側に『年月』下には『組中建之』とありますがこの碑自体の建立の経緯を知った者は今はいません。昭和56年に訪ね易い様に波打ち際から現在地に移転されました。今でも人知れず、しきみ手向け管理されておられる事に感謝致しております。

物語風・・・・『とーんと昔、豊海村だった頃のお話です。ある年、大渇水に見舞われ村民は途方に暮れていました。その時湾の沖に大きな鯨が現れ、その命の恩恵を頂き、村民は飢饉の窮地を救われました。村民はその自らの命を差し出したかの様な鯨の霊を弔い、感謝の念を顕す為に建立したのであった。』のかも知れません・・・。

一度訪れてみてください。(渡江トンネル手前旧県道左折ボラ小屋方面へ約200m先左手)

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楠ノ浦の鯨塚 ボラ小屋付近旧県道沿い。

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かつてはもう少し下の海辺近くに建てられていた。

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現在はトンネル開通の為ひっそりと佇む。

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  錆びたガードレールが物語る
  流れた年月。

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  バイパストンネル。

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  この先の岬の中程に静かに佇む。

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