TIMG_2797.JPGB

俵津文楽・すがはら座

嘉永5年(1852年)俵津村大浦の伊井正吾が、若者たちの情操教育の為、大阪より人形数個を買い入れ、人形芝居を始めたのが切っ掛けです。予想以上に好評で若者にも受け入れられ、明治19年に八幡浜の『くぬぎ座』、大正14年に淡路島の市村六之丞一座一式を買い入れて一段と充実しました。昭和39年3月27日に県無形文化財に指定されました。継承に困難な時期もありましたが昭和52年に公民館、婦人会、青年をはじめとする地元の熱意に支えられ再興し、現在にいたります。現在会員は34名で俵津文楽会館を拠点に、懸命な練習を積み重ね、伝承・伝統文化の継承及び管理を行っております。4月の定期公演(桜祭り)ほか県内外保存会との合同公演等に活動致しております。

桜祭り・俵津文楽公演 平成30年3月25日(日) 13:30~15:30
会場:俵津文楽会館



   演目 ・寿二人三番叟(ことぶきににんさんばそう)
   演目 ・生写し朝顔日記(しょううつしあさがおにっき) 『宿屋の段』
   演目 ・生写し朝顔日記(しょううつしあさがおにっき) 『大井川の段』

img299.jpgH30N年桜祭り文楽公演1.jpg

img300.jpgH30N年桜祭り文楽公演2.jpg


IMG_0255.JPGIMG_0264.JPGIMG_0267.JPGIMG_0280.JPG
IMG_0274.JPGIMG_0273.JPGIMG_0278.JPGIMG_0270.JPG
IMG_0283.JPGIMG_0286.JPGIMG_0293.JPGIMG_0295.JPG
IMG_0296.JPGIMG_0301.JPGIMG_0303.JPGIMG_0306.JPG
IMG_0309.JPGIMG_0316.JPGIMG_0326.JPGIMG_0336.JPG
IMG_0343.JPGIMG_0380.JPGIMG_0391.JPGIMG_0385.JPG

桜祭り・俵津文楽公演 平成29年3月26日(日) 13:30~15:30
会場:俵津文楽会館


   演目 ・絵本太功記十段目(えほんたいこうきじゅうだんめ) 『尼崎の段』
   演目 ・傾城恋飛脚(けいせいこいびきゃく)『新口村の段』(にのくちむらのだん)

img236.jpgH29年3月26日すがはら座桜祭り公演1.jpg

img237.jpgH29年3月26日すがはら座桜祭り公演2.jpg

img238.jpgH29年3月26日すがはら座桜祭り公演3.jpg

IMG_3043.JPGIMG_3045.JPGIMG_3050.JPGIMG_3054.JPG
IMG_3074.JPGIMG_3078.JPGIMG_3087.JPGIMG_3092.JPG
IMG_3077.JPGIMG_3106.JPGIMG_3120.JPGIMG_3153.JPG
IMG_3162.JPGIMG_3167.JPGIMG_3168.JPGIMG_3169.JPG
IMG_3172.JPGIMG_4653.JPGIMG_4657.JPGIMG_4666.JPG

桜祭り・俵津文楽公演 平成28年3月27日(日) 13:30~15:30
会場:俵津文楽会館


   演目 ・伊達娘恋の緋鹿の子(だてむすめこいのひがのこ) 『火の見櫓の段』
   演目 ・摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)『合邦住家の段』

img167.jpgH28年3月27日桜祭り・文楽.jpg

img168.jpgH28年3月27日桜祭り・文楽2.jpg




IMG_2702.JPGIMG_2708.JPGIMG_2705.JPGIMG_2707.JPG
IMG_2709.JPGIMG_2710.JPGIMG_2711.JPGIMG_2712.JPG
IMG_2723.JPGIMG_2726.JPGIMG_2735.JPGIMG_2738.JPG
IMG_2741.JPGIMG_2742.JPGIMG_2754.JPGIMG_2775.JPG
IMG_2764.JPGIMG_2769.JPGIMG_2767.JPGIMG_2777.JPG
IMG_2781.JPGIMG_2785.JPGIMG_2782.JPGIMG_2786.JPG

桜祭り・俵津文楽公演 平成27年3月29日(日) 13:30~15:30
会場:俵津文楽会館


   演目 ・伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ) 『御殿の段』『政岡忠義の段』

img122.jpgH27年3月29日桜祭り文楽公演1.jpg

   演目 ・恋飛脚大和往来(こいびきゃくやまとおうらい)『新口村の段』

img123.jpgH27年3月29日桜祭り文楽公演2.jpg

IMG_5214.JPGIMG_5217.JPGIMG_5220.JPGIMG_5218.JPG
IMG_5236.JPGIMG_5249.JPGIMG_5227.JPGIMG_5247.JPG
IMG_5244.JPGIMG_5252.JPGIMG_5240.JPGIMG_5241.JPG
IMG_5242.JPGIMG_5234.JPGIMG_5232.JPGIMG_5219.JPG

桜祭り・俵津文楽公演 平成26年4月6日(日) 13:30~15:30
会場:俵津文楽会館

   演目 ・傾城阿波の鳴門 八段目『巡礼歌の段』
     ◎配役 太夫 篠川 一楽 三味線 山下 美子文 古谷 雅文
       人形 お弓 浜田 又治 東 初美 宮本 和見
         お鶴 黒田 光世 山下 貞子 宇都宮 良子
   演目 ・絵本太閤記 十段目『尼崎の段』
     ◎配役 太夫前半 中村 祐重 三味線 宇都宮 美代文
         太夫後半 伊井 喜楽 三味線 古谷 雅文
       人形 母(さつき) 永山 ナカ子 宇都宮 良子 黒田 光世
         妻(操)     原田 兼章 東 初美 尾下 邦榮
         嫁(初菊)    上甲 恵 山下 貞子 三好 公恵
         真柴 久吉    酒井 孫三郎 網干 健二 酒井 一樹
         武智 光秀    三好 俊一郎 浜田 又治 小浜 稔章
         武智 十次郎   浅井 裕史 田中 清一 浜田 直浩   

IMG_7444.JPG

傾城阿波の鳴門『巡礼歌の段』

阿波藩のお家騒動に絡んで、盗まれた主君の刀を詮議するため、阿波の十郎兵衛・お弓は名をかえ、盗賊に身をやつし、大阪玉造に隠れ住んでいる。お弓が一人で留守番をしている処へ飛脚が手紙を届けます。【それは十郎兵衛ら盗賊の悪事が露見し捕らえられた者もある、早く立ち退け】との仲間からの知らせでした。未だに『国次の刀』が見つかるまでは・・・と神仏に願いをかけるのでした。

IMG_7445.JPG

  

IMG_7450.JPG

そこへ、巡礼姿の娘・お鶴がはるばる阿波から父母を訪ねて来ます。我が子と解り今直ぐ抱きしめ母と名乗りたいおもいにかられながらも、盗賊の罪が娘に及ぶ事を恐れたお弓は親子の名乗りをする事ができません。心を鬼にして国へ帰る様諭しますが、母の面影も知らぬお鶴にはなぜかお弓が母のように懐かしく感じられて、このまま此処に於いてくれと頼みます。そんないじらしい言葉を聞くお弓の胸は悲しみで張り裂けそうになりますが、泣く泣くお鶴を追い返します。戸外からはお鶴が哀しい声で歌う巡礼歌が聞こえて来ます。それも次第に遠のいて行くと、お弓はこらえきれずにその場に泣き崩れるのでした。しかし、いま別れてはもう合えぬと思い直したお弓は、急いでお鶴のあとをおいかけるのでした。

IMG_7449.JPG

  

IMG_7453.JPG

絵本太閤記十段目『尼崎の段』

主君小田春長を討った息子(光秀)を許す事が出来ず老母(皐月)は尼崎に隠居しておりました。光秀の妻(操)は息子(十次郎)の許嫁(初菊)を連れて見舞いに来ます。そこへ十次郎も初陣の挨拶に訪れ戦場へと向かいます。

IMG_7452.JPGIMG_7455.JPG

旅の僧に身を変えた久吉の跡をつけて来た光秀は、久吉と間違えて皐月を槍で刺してしまいます。操も初菊も驚いて飛び出して来ます。皐月は主殺しの報いだと光秀の非を説きます。操も涙にむせび名がら、夫に翻意を進めかき口説きますが、光秀の心は変わりません。そこへ深手を負った十次郎が帰り、敗戦の模様を物語ると、祖母の重体を知り、一緒に死んで行くと言います。さすが剛毅な光秀も一家を襲った不幸に耐えきれず涙をこぼすのでした。こうした間に四方は久吉の軍に囲まれ、陣羽織姿の久吉が現れ、はやる光秀を制して、山崎で決戦を約束して別れます。

IMG_7454.JPG

桜祭り・俵津文楽公演 平成26年4月6日(日) 13:30~15:30 会場:俵津文楽会館
演目 ・傾城阿波の鳴門 八段目『巡礼歌の段』
・絵本太閤記 十段目『尼崎の段』

懸命な練習風景 平成26年3月10日(月)

IMG_5819.JPG

全員が生徒であり先生である

見学にも自ずと熱が入る。

IMG_5814.JPGIMG_5838.JPGIMG_5861.JPG

手足先、頭の傾きにまで注意が入る。

IMG_5872.JPG

全て感覚勝負

伝承文化の難しさ、改めて実感。

IMG_5934.JPG

たまにはVTRを参考に

IMG_5888.JPGIMG_5951.JPG

指導は続く。芸術に満点など無い。

IMG_5954.JPGIMG_5909.JPG

ひたすら繰り返す。

伝承文化継承の極意

IMG_5829.JPG

ベテラン達の会話

IMG_5865.JPG

指先の妙!

IMG_5868.JPG

足の運びに注目。

舞台狭しと駆け回る

IMG_5816.JPG

背中で物語る

IMG_5913.JPGIMG_5983.JPG

本日の練習は終了。

講演迄、週3日から4日のペースでの練習になります。4月6日大勢のご観覧心よりお待ち致しております。

2013年10月12日(土)朝日カルチャーセンター義太夫教室・俵津文楽
合同公演会 於:俵津文楽会館

IMG_2897.JPG

御所桜堀川夜討(ごしょざくら ほりかわ ようち)
『弁慶上使の段』
源義経の正室卿の君は、懐胎中のため乳人侍従太郎の館に静養している。卿の君は源氏の敵、平家の一族で、平時忠の娘である為、義経も時忠と心を合わせ源氏に仇討ちするのではなかろうかと、兄頼朝に疑われる。

IMG_2824.JPG

頼朝は『もし謀反の心なければ、卿の君の首をはねて渡せ』と弁慶を上使として、侍従太郎の館へ差し向ける。弁慶は上使を命ぜられたが、主君の奥方の首を討つには忍びず、誰かを身代わりにしようと考え、卿の君の腰元信夫に身代わりを頼む。

IMG_2826.JPG

たまたま、卿の君の見舞いに来た信夫の母おわさは、信夫には名も知らず顔も知らぬ父親があるから、捜し当てて親子の対面をさせる迄はと身代わりを断る。おわさは十八年前の月待ちの夜、名も知らず顔もわからない男と契り懐胎した。その時、男の振袖をむしり取ってあった為、その振袖を頼りに男を探し出して、親子の名乗りをさせたいのだと物語る。弁慶は奥の間でその話を聞き、信夫が自分の娘であることを知るが、

IMG_2820.JPG

名乗りたい心を抑え、一思いに刺し殺してあいまう。信夫はおわさの行く末を侍従夫婦に頼み、自分の供養も頼んで死ぬのであった。弁慶はおわさに、其の時の男は自分であると片袖を見せ、信夫を身代わりにした事を悔やみ男泣きする。侍従太郎も腹を切り、首を二つ差し出せば、頼朝も偽物とは思うまいと言い残して弁慶に首を討たせる。

IMG_2893.JPG

そして弁慶は二つの首を抱え涙ながらに鎌倉の御所へと向かうのであった。

IMG_2903.JPG

伊達娘恋緋鹿子(だてむすめ こいの ひがのこ)
大火に類焼した八百屋久兵衛の娘お七は、避難先の寺小性、吉三郎と恋仲になってしまう。店の再建なって別れた後も思いはつのるばかりで・・・。一方、吉三郎は紛失の剣のために今宵限りの命となり、こっそりとお七に暇を告げにきます。
吉三郎の命を助けるためにお七は常識では考えられない行動をとる。さて恋する二人の運命は・・・。

詳しくはこちら

名所/史跡ページへ